【新人賞】「第36回イブニング新人賞 —the Challenge—」受賞6作品を公開!
2017/09/12 00:00
【第36回イブニング新人賞 —the Challenge—】
最終審査結果発表
特別審査委員長・古谷実
『行け!稲中卓球部』『シガテラ』『ゲレクシス』
(イブニング編集部)
受賞おめでとうございました。
皆さまのこれからのご活躍を期待しております!
【大賞】
賞金50万円+マンガ製作応援賞品1点
まちざわ(33歳)『残った恋』36ページ
受賞者コメント
この度はとてつもない賞に選んで頂き本当にありがとうございます。何となく諦めてたので、物凄く驚きました…。喜び過ぎると反動でとてつもなく悪いことがやって来るかもしれないのですがめちゃくちゃ嬉しいです。今回の受賞は特上中の特上のご褒美です。死ぬまで励みになる気がします。古谷実氏講評
完成度が他作品より一つ抜き出ていて、無駄なく全てにおいて質が高い作品でした。ユーモアを散らすバランスも絶妙です。今作品では女の子しか出ていないので、他のキャラクター達が出てくる作品にチャレンジしてみてください。今後はこのレベルの作品をしっかりとしたペースで描けていくことが大切です。『残った恋』を読む
【優秀賞】
賞金15万円+マンガ製作応援賞品1点
【古谷実特別賞】
賞金5万円
山田しいた(30歳)『デザインド、アンデザインド』28ページ
受賞者コメント
学生時代に読んだ古谷先生の『シガテラ』が今でも大好きです。主人公が直接観測しない所で不穏な出来事がバンバン起きる、そういう水面下の危うさに引き込まれました。ラストも綺麗で好きです。そんな憧れの古谷先生に審査していただき、特別賞までいただき身に余る光栄です。この度は本当にありがとうございました。古谷実氏講評
今回の作品の中で連載したら一番伸びそうな作品でした。キャラクターの個性が魅力的でストーリーも見せ方・テンポが大胆で思い切りが良かったです。『デザインド、アンデザインド』を読む
【優秀賞】
賞金15万円+マンガ製作応援賞品1点
長月凛一(26歳)『昼食も半ばをすぎて』26ページ
受賞者コメント
まさか受賞できるとは思っていなかったので、大変恐縮しております。古谷先生、編集部の皆さま、素敵なタイトルをくれたJ君、ありがとうございました! 今後も漫画を描いていこうと思います。古谷実氏講評
画面作りが丁寧で絵が上手でした。見せ方・リズムもキレがあり作画ペースも早そうなので、連載していくのも問題なさそう。次作はシチュエーションや舞台にこだわらず、自由な作品を描いてほしいです。『昼食も半ばをすぎて』を読む
【優秀賞】
賞金15万円+マンガ製作応援賞品1点
乙華麗丼(23歳)『ベイビー症候群』32ページ
受賞者コメント
この度は優秀賞を与えてくださり誠にありがとうございます。古谷先生の優しいコメント、編集部の皆様が選んでくださったこと、一緒にこのことを喜んでくれた人がいたことがとてもうれしかったです。未熟で力のない私ですが、この先また新しい話やネームを早く描けて完成させられる人になれたらいいなあと思います。古谷実氏講評
独特のリズムあるギャグや展開が癖になりました。明るい作風が良かったです。その部分は教えられてできるものではないんで、とても大切にして欲しいです。作品に光量を感じる良い作品だと思います。ちょっとお話しを無理にまとめようとしている部分はありましたが、このまま楽しそうに描き続けていってください。『ベイビー症候群』を読む
【奨励賞】
賞金5万円+マンガ製作応援賞品1点
椎名ユウ(32歳)『瀬戸くんと中田さん』36ページ
受賞者コメント
古谷先生の描く漫画には何度も救われてきました。そんな自分にとって特別な存在である方が、自分の描いたものを「読んだんだなぁ」と思うと一瞬、意識が宇宙にいきます。賞に選んで頂きどうもありがとうございます。また救われました。古谷実氏講評
即戦力になってくれそうです。キャラクターへのこだわりがしっかり感じられます。ページが多く全体的に間延びしていて“ここぞ”のシーンが緩く、そのせいで何が大事かぼやけているのが残念でした。この作品でしたら20ページ以内でまとめてみて欲しかったです。短いページ数に設定した作品にチャレンジしてみて下さい。『瀬戸くんと中田さん』を読む
【奨励賞】
賞金5万円+マンガ製作応援賞品1点
山田嬰児(30歳)『ほしとそら』40ページ
受賞者コメント
古谷先生、編集部の皆様、この度はご多忙の中、選考していただき有難うございます。初めてちゃんと描いた漫画だったので、奨励賞受賞と聞いて驚きましたが、本当に嬉しいです。これを励みに今後も頑張ってレベルアップしていきたいと思います。古谷実氏講評
若干ベタな展開すぎる気もしますが、構成力がとても高く、親切・丁寧な描写で王道な作品を描ける才能があると思います。真面目な作風なので、公務員などをテーマにした作品にトライしてみるのもよいかもしれません。『ほしとそら』を読む
受賞者のみなさん、おめでとうございました。
現在、第37回イブニング新人賞を絶賛募集中です!
特別審査員長は『センゴク権兵衛』(『センゴク』シリーズ)を連載中の、歴史大河の名手・宮下英樹先生。締め切りは9月30日(土)当日消印有効です。
憧れの作家さんに自分の原稿を読んでもらえるチャンス! お見逃しなく!!
第37回イブニング新人賞の詳細はこちら
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